Blog

Luc Viatour (CC BY-SA 3.0)

 

皆さんこんにちは。

最近、女性のトレンチコートについつい目がいってしまうアレサンドロです。

もともと第一次大戦の塹壕戦用に開発されたトレンチコートですが、
今や最も素敵なアウターの一つになっていますね。

辛め、甘めも良し、ラフに着るのも良し、とても格好いいです。

 

 

ところで、先日、アップルのスティーブ・ジョブズ氏が惜しまれつつ亡くなられましたね。

実は昔から技術好きなアレサンドロとしては、アップル製品は以前からあまり好きではありませんでした。

(といってもiPhoneは使っていますが・・・)

 

シャープ(ZaurusMuramasa)、東芝(Libretto)などのほうが、心に訴えるものがありました。

(いずれも無くなってしまった製品達です。
アレサンドロが注目する製品達は、大体このような運命を辿ります・・・悲しい・・・)

余談ですが、Zaurus(の手書き認識)は、アップル(Newton)との共同開発です。

昔のシャープはとっても素晴らしかった。がんばれ!今のシャープ!

 

 

・・・って、そういう話ではなく、ジョブズ氏と言えば、彼のプレゼンが非常に注目されています。

皆さんがジョブズ氏をイメージするとき、
その彼の服装はどのようなものが頭に浮かんでくるでしょうか?

 

恐らく殆どの方が、黒のタートルにジーンズ姿のジョブス氏をイメージするのではないでしょうか?

 

Steve_Jobs_WWDC07

Steve_Jobs_WWDC07

Wikipedia より)

 

リビングにいるままの姿のようでもありますが、まず間違いなく、
狙ってコーディネイトされたスタイルであると、アレサンドロは確信しております。

もちろんアメリカはプレゼン先進国ですので、大統領選を例に出すまでもなく、
プレゼンターのスタイルは聴衆への印象付けが計算されたものであるのは
当然のことだとは思うのですが、

黒のタートルにジーンズという選択が、
アップル社やジョブズ氏の位置づけを非常にうまくイメージ付けている、と思うのです。

(実際この10年間、ジョブズ氏はまったく同じスタイルでプレゼンを行っています。)

 

 

何でこんな話をしているかというと、30代のビジネスパーソンの方から、
「おしゃれって、何故必要なのかなぁ?」と聞かれることがたまにあるからです。

(殆どが比較的若い男性で、相手の女性から、
「彼をおしゃれにしてやって!」と言われることが多いのですが・・・)

 

あまりおしゃれに関心が無く、といってもビジネスの中で実は必要性は感じておられる様子。

よくよくお話を伺ってみると、そういう方は大抵、
「格好はたいしたこと無いんだけど、仕事をしてみたら凄いヤツ」と思われたい
という欲求をお持ちです。

 

ステレオタイプで安易に人を見かけで判断するのは愚かしいことですが
(見かけだけの話ではなく、どの分野でも同じですけどね。)、
視覚情報による相手や状況の判断は大変重要です。

実際、相手のファッションや物腰から、かなりのことが判ったりします。

 

 

アレサンドロがお会いした、おしゃれに関心が無いとおっしゃる方々は、
そういったことが判らないのではなく、おしゃれじゃないけど中身は凄い、
という演出をしたいという考えをお持ちでした。

 

これって、ドラマやマンガの影響が強いと思うんですよね。

(野暮ったくてウダツが上がらなかったのに、
ある時凄い才能を発揮して、実はカッコイイ! という例のパターンですね。)

 

 

でも、そこで考えて欲しいのは、ドラマやマンガのそういった人物達は、
すべて計算されてそのファッションをしている、ということです。

彼らは、野暮ったくても隠れた才能がありそうな、計算されたファッションを、
作者や演出家から与えられています。

 

同じようにシンプルであったり着崩したファッションであっても、
計算されたものと全く無頓着なものとでは、天地の開きがあるものです。

ジョブズ氏のスタイルがまさにその好例ですよね。

 

自分自身のプレゼン(=おしゃれ)には、様々な手法やポリシーがありますが、
それに対して関心を持って、使いこなせるようになったほうがより素敵ですよね。

 

私アレサンドロが、こういったご相談に対してよく回答するストーリーを、今回はご紹介させて頂きました。

 

 

おまけで、以前もお話した、白パン同盟のスナップをご紹介します。

 

White Pants

 

白パン同盟の同志、絶賛募集中です!

 

 

 

Related Article