大人な日銀、コドモな学者・政治家・マスコミ
11/10
安倍氏がインフレターゲット導入を改めて主張したみたいです。
http://jp.reuters.com/article/vcJPboj/idJPTYE8A507K20121107
インフレターゲット導入そのものに反対ではありませんが、
インフレになったからといって、給料が増える訳でもありませんし、
景気が良くなる訳でもありません。
ついでに言えば、円安になったからといって、景気が良くなる訳ではありません。
ご不満な方は、こちらの記事を見てください。
そういえば、輸出型製造業の代表、トヨタは業績好調ですね~。
まあ、たまたま安倍氏が上記のような主張をしていますが、
だからと言って彼を非難する気にはなれません。
そもそも経済やビジネスに詳しいタイプの政治家ではありませんので、
おおかた財務省と学者とマスコミの言っていることを真に受けて発言しているだけでしょうから。
学者でもマスコミでも、景気を日銀のせいにしたがります。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120219/fnc12021909560000-n3.htm
(こちらの記事はたまたま目に止まったから引用しましたが、どのマスコミも同じような論調です)
中央銀行の仕事は、「物価の安定」と「通貨価値の維持」なので、
日銀は大人な対応を貫いていますが、
大人しい日銀にかこつけて、学者・マスコミ・政治家は言いたい放題のガキのようですね~。
私に言わせれば、悪い(何もしていない、何も判っていない)のは
学者・マスコミ・政治家なんですけどね。
中には、少しまともな意見を述べる学者もいるようですが。
http://diamond.jp/articles/-/27423
でも、相変わらず学者の範疇を出ていないようです。
学者だから、景気を良くするためには、どうすれば良いかピンときていないんでしょうね・・・。
答えは簡単。
「規制と税金を取っ払って、新しいビジネスを新しい人材にやらせる」
だけ。
楽市楽座の時代から、アメリカのベンチャーバブルのときまで、ずっと一緒。
通貨だけいじって、景気を何とかしようなんて、下の下です。
そんなこと、歴史を見れば明らかだと思うのですが・・・。
(通貨だけいじって、実体景気を良くできた事例があれば教えてほしいくらいです。)
ま、「新しい人材が新しいビジネスをする」ってことは、
「既得権者が損をする」ってことですから、抵抗も多いですね。
今の日本がちょうどそんな感じです。
・今の税制を一旦根本から否定して作り直す
(新しいビジネス作って、日本人を沢山雇用するのが一番儲かるように制度を変える)
・「出る杭を打ちまくる」今の社会風潮を変える
(ビジネスをやっている者としては、他国と比べ、これは本当に痛感します)
この2つが大原則なんですが、誰も主張しませんね・・・。
(今の学者・マスコミ・政治家は、みな既得権者の代弁者ですから、
当たり前と言えば当たり前なんですが・・・)
ま、この調子じゃぁ、今後もダメダメな社会は続いていくでしょう。
世界で一番、社会主義の結果を実現している国ですから・・・。