アレサンドロ流スタイリング:スタイル構築の基本 その1
09/18
皆さんこんにちは。
今年のスイカがあまり甘くなかったことにちょっぴり落胆を隠せないアレサンドロ後藤です。
皆さんは、ご自身のスタイル・ファッションをより良く見せるために、どんな工夫をされていますか?
「店で見て格好いいけど、自分が着てみたら何かヘン」とか、
「何をどう着たら良いのか判らない」という方もいらっしゃることと思います。
そこで今回は、私アレサンドロが、自分自身や、他の方々をスタイリングする際に基本としている考え方、セオリーを、今日はご紹介したいと思います。
皆さんのアイテム選びやコーディネイト、スタイル構築の際の参考になれば幸いです。
スタイル構築は全身のぱっと見が重要:シルエット、カラーバランス
素敵なスタイル・素敵なファッションと見られるために最も重要なことは、全体(全身)のシルエットです。
巷でよく見かけるファッションアドバイスには、「○○(アイテム名)で上品な感じ」とか、「胸元が華やかに」といった、個別のアイテム・個別のパーツに対して何かをすることがおしゃれなんだ、といった考え方がありますが、私アレサンドロとしては、全面的に間違っていると思います。
(おしゃれの要素としてはもちろん存在するのですが、アレサンドロ流のセオリーでは、こういった個別のアイテム・パーツへの取組みは、一番最後に考慮することだと考えています。)
周りの方々が、あなたを”仕事も遊びもできる30代ビジネスパーソンのリアルなおしゃれ”だと感じるかどうかは、まず、全体・全身をぱっと見たときの印象、つまり、そのファッションの全体のシルエットに左右されるものです。
ジャケットやパンツ、スカート、靴等全てのアイテムが、実際に着用された状態で産み出されるシルエットには、(当然一人一人体型は異なる訳ですから)あなた独自の個性が現れることになります。
その上で、“よりあなたのカラダを素敵に見せる”スタイリングとなっていることが、おしゃれと感じる最も重要なポイントだと思います。
シルエットが影絵やモノクロ写真のようなイメージとすれば、次に、その全身のシルエットに対して、色を付けていくことになります。それがカラーバランスです。
アレサンドロ流スタイリングでは、全身のカラーバランスも非常に重要視します。
(ここでいうカラーには、素材の持つ色味や風合いといったニュアンスも含まれると思ってください。)
「全体で使用する色は3色まで」といった格言(?)も、イタリアなどにはあるようですが、そこまで限定する訳ではありませんが、着用するアイテム全てで色の調和が取れていることは、おしゃれの基本であると思います。
様々な色を用いることや、変わった色・柄のアイテムを用いることは、あくまで基本を前提とした上での“崩し”でなければ、真のおしゃれ感を出すことはできないと思います。
ここまでは、ファッションにかける予算に関わらず、アレサンドロ流おしゃれの共通の考え方、セオリーになります。
この次には、
個別のアイテムは「良いモノか」ではなく、「良く見えるモノか」が重要:素材感、フィット感 編
になりますが、これは次回お話したいと思います。