クルマにもファッションにも、「ステキスイッチ」を・・・
07/16
■何故クルマが売れない?
最近、「それって何か違うんじゃない??」と思う記事やブログが増えている気がしてならない病にかかってます。
う〜ん、そんなに人と感性が違うかな〜〜
ま、そういうことで悩んだことはありませんけどね(笑)
大体日々のニュースは、ニュースサイトをざざっと辿り読みしているアレサンドロですが、
例えばこれ。
販売台数の落ち込みが激しい日本車ワースト10
http://allabout.co.jp/newsdig/c/68085
落ち込みが激しい理由の大半が、「自動ブレーキが無いから」になってます。
筆者(モータージャーナリストとしては有名な方)が自動ブレーキ大好きなのはとっても伝わってきますが、
自動ブレーキがあれば大枚を叩きたくなりますかね??
もちろん私は全くなりません(笑)
本質的な問題は、「おおっスゲー!」とか「カッコイイ!」とか、素直に感じられるクルマが絶滅しかかっているからじゃないでしょうかねぇ・・・特に日本車。
心が動かないから、道具としてのクルマで比較されるので、機能・燃費・価格などの道具的要素しか話題にならないんでしょうね。
自動車メーカーのマーケティングとしては、そういうアピールで必死なんでしょうけど、それでは尻すぼみ・先は見えないんじゃないでしょうか?
そもそも、道具だったら新車じゃなくていい訳ですから・・・
「ステキ!!」という心のスイッチを押すことが、本当のマーケティングなんだ、と特にトヨタなどには思い直して欲しいものです。
(86くらいじゃ、私のスイッチは反応しません(笑))
■ビジネスファッションはもっと売れない??
ファッションになると、その傾向がもっと顕著です。
国産ネクタイ「3分の1」に減少の仰天、クールビズで大打撃…業界恨み節「国挙げてのイジメだ」
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/131110/wlf13111018000021-n5.htm
日本のネクタイ業界の皆さんは、食べていくのも苦労されているかもしれません。
が・・・、本当は、業界の側にも原因があるんです。
私はドレススタイルもドレスカジュアルも、カジュアルも、TPOの範囲内で色々愉しんでいます。
愉しいですよ。好きですから。
でも、国産のタイは殆ど持っていません。
何故でしょうか??
そう、ステキ! じゃないからです。
ちなみにタイだけじゃなく、ドレスファッション全体でそうです。
どこかのお店を、ふら〜っと見ていて、「おっ、これは・・・!」
と思って手に取ると、ほぼインポート物。
いくらメーカーの方が、国産で品質が、とか、コストパフォーマンスが、といったところで、私の「ステキスイッチ」が押されなければ見向きもしません。
バブル崩壊後、ビジネススタイルが、暗くて無難な(=要は殆ど黒一色)方向にばかり向かっていきました。
それを放置しておいたから、クールビズでトドメを刺された、というのが実態です。
殆ど黒ばっかのスーツを、作業着のように着ているだけだったら、そりゃネクタイなんてどうでも良くなりますよねぇ??
■ビジネスシーンでファッションを愉しむのは御法度???
まずは、業界やファッション関係者全員が声を揃えて、「ビジネスシーンでファッションを愉しもう!」「それがステキな大人なんだよ!」という文化を育てなければなりません。
ドレススタイルの着こなしのルールなんて、ルールとして押し付けるから、本質をハズしてばかりの大人が増えるんです。
楽しく身につけるようになれば、着こなしのルールなんて、勝手に定着するもんです。(私がそうですから。)
黒スーツはNG?意外に知らないスーツのマナー違反と基本、ビジネスで失敗する危険も
http://biz-journal.jp/2014/04/post_4679_2.html
この記事を書いた方がファッション業界の方なのかどうか知りませんが、こういうことを言うから、
逆に「スーツなんて着てりゃいいんでしょ?」となってしまう気がします。
ゴルフが好きな方は、ゴルフのルールやマナーにも詳しいですよね?
逆に、ルールやマナーばかり五月蝿く言われた方は、大体ゴルフをキライになって、ゴルフから遠ざかってしまいます。
それと一緒ですね。
まずは、ドレススタイルを愉しめる空気を作って、愉しめるビジネスシーンを増やして、好きになってもらいましょう。
全てはそれからです。
ちなみにアレサンドロは、日々TPOの限界に挑戦しています(笑)